沿革の概説

 富山市歯科医師会は、大正10年(西暦1921年)8月4日、13名の会員により設立され、藤井義人会長が初代会長に就任し、正式に富山市歯科医師会が誕生しました。

 第二次大戦下には国民体力の向上に関する国策に協力する目的のため、富山県歯科医師会富山市支部に改組された一時期もありましたが、昭和22年10月26日、岡田信次会長のもと、新制富山地区歯科医師会が始動、更に昭和23年3月4日社団法人・富山地区歯科医師会設立が許可され、本会本来の目的の新しい陣容が整えられた会が発足しました。昭和24年4月17日各種委員会として学術、裁定審議、公衆衛生、歯科医療審議、経理、共済、文化厚生など7つの委員会が設定され、今日の歯科医師会事業の基礎が形作られています。

 その後、昭和24年からの巡回歯科診療、昭和38年からのルンビニ園・愛育園での診療奉仕事業など社会における公益団体としての役割を果たしながら、会員数の増加にともない組織の拡充を図り、昭和47年8月29日より富山市歯科医師会に名称を変更、平成6年2月8日には現在地に富山市歯科医師会館を竣工し、今日に至っております。

 今日では、会員数224名、診療所数191施設を擁する組織(平成30年1月現在)となっており、総務・財務、学術、成人歯科衛生、文化厚生、保険、広報、税務、医療管理、学校歯科衛生、乳幼児歯科衛生の各委員会をおいて、富山市・富山県との協力の下、地域の歯科医療保健の担い手として活動を続けています。