メタボリックシンドロームとお口の健康
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満に合わせて、高血糖・ 脂質異常・高血圧などの生活習慣病の危険因子を併せ持った状態です。これらの危険因子を放置すると動脈硬化が進み、「脳卒中」「心筋梗塞」「糖尿病」などの生命にかかわる病気の発症する確立が非常に高くなります。
疫学調査の結果から糖尿病(高血糖)や肥満の人に歯周病が多く、それが重症になりやすいことがわかっています。
しかし内臓脂肪を減少させることで、病気を予防することができます。またさまざまな研究から、自分の歯でしっかり噛んでゆっくり食事することが肥満の予防につながることが明らかになっています。糖尿病患者に歯周病の治療と管理をすることにより、血糖値に改善がみられたとの報告もあり、糖尿病(高血糖)と歯周病には因果関係があるのではないかとのことです。
メタボリックシンドロームの要件の内臓脂肪型肥満・高血糖・脂質異常・高血圧に深く関与しているのが食生活です。そしてバランスのとれた食生活をおくるためにはお口の健康が絶対的に必要となります。
内臓脂肪を減らす食生活
- よく噛んで食べる
- 1日3食しっかり食べる
- 間食は控えめに
- カロリーの高いお菓子は控える
- 夜食はしない
- 塩分は控えめに
- 脂っこい食物を減らす
- 水分補給はお茶や水で
- お酒はほどほどに
※よく噛んで食べること(一口30回)は今すぐできる肥満予防法です
内臓脂肪を減らす身体活動
- 通勤時間に取り入れるウォーキング
- 乗り物を使わないで行ける所を増やす
- 湯上り、就寝前にストレッチ
- テレビをみながら運動も効果的