パワーリハビリとは

パワーリハビリとは、一般外来患者や要介護高齢者を中心に、トレーニング マシンを動かすことで、眠っている筋肉と神経を覚まさせ、足の運びや姿勢を 改善、その実感や自信が要介護高齢者でも健康に向けた行動を起こさせ、介護 予防(転倒、骨折予防や閉じこもり防止)、自立支援、介護軽減に大きな効果 が現れるトレーニングです。

トレーニングの内容

パワーリハビリのトレーニングには6つの種目があり、運動者に軽い負荷を与えて反復運動する方法です。マシンは、通常のフイットネスクラブで使用している筋肉増強のものとは異なり、利用者が楽な姿勢でトレーニングできるようになっています。

対象者

年齢に制限はありませんが、次の条件を満たす方

  1. 介護予防が必要 な常態か要介護認定において「非該当」「要支援1」「要支援2」「要介護1」「要介護2」と判定されている方
  2. 現在医師から入浴、散歩、階段昇降などの活動を制限されていない
  3. ここ半年間に新たに心臓疾患や脳血管疾患にかかっていない
  4. パワーリハビリに意欲がある
  5. 家族の協力・同意が得られる

効果

パワーリハビリにより見られる効果には次のようなもの期待されています。

  • 生活レベルが車椅子から歩行へ
  • グループでの活動により目標や効果を共有し、喜びをわかちあえる
  • これからも運動を続け、歩いて旅行に行きたいといった一段上の目標へ動けない人が動けるようになった結果、健康だったときの生活スタイルを取り戻すことができます

お口の中の管理を行いましょう

歯・口腔には、摂食・咀嚼・嚥下・消化への関与…等数多くの重要な働きがあります。
その中に力の発生・平衡感覚の維持といった機能があります。
たとえば、上下総入れ歯の人が入れ歯をはずして歩くと、スピードが落ち、歩幅が狭くなり、転倒しやすくなります。すなわち、お口の管理は転倒・ 骨折予防に重要となっているのです。
よって、パワーリハビリを行うにあたって、お口の中の管理はリハビリの効果を十分なものにする意味でも欠かせません。

義歯装着時は歩行の拡大、歩行 周期の短縮(ステップ速度の上昇)、歩行リズムが安定する。

義歯をはずすと歩行に影響があり、ひいては転倒の可能性を助長する。

早川 巌/渡辺一騎
咬合と歩行安定性 ザ・クイントエッセンス. 19(5). 2000 を改変