あごが痛い、口が開けにくい…顎関節症について

主な症状

  1. 顎の関節や頬の後ろ、こめかみの辺りが痛い。
  2. 口が開けにくい、開かない。
  3. 口を開け閉めすると音がする

顎の関節の場所

耳の穴から2センチほど前のくぼみ。口を開け閉めするとへこむところ

 

顎の関節に異常と、口を動かす筋肉の異常によっておこります。時には両方に異常があることもあります。

  1. 関節の異常:関節内の軟骨のずれや変形によるものが多いですが、時には関節自体が変形していることもあります。
  2. 筋肉の異常:過度の噛みしめや片側だけで噛むなど、かたよった筋肉の使い方が続くと、筋肉痛やこわばりがおきることがあります。

症状が強く現れることもありますが、急激に進行することは多くありません。筋肉の異常であれば、負担をかけるような癖(持続的な噛みしめやほおづえなど)をやめると和らいでいくことが多いようです。しかし、筋肉をほぐす治療が必要なこともあります。また歯の痛みや歯を失ったところを放置して、片側だけで噛んでいたり、舌でさわったりなど、歯が原因のこともありますので、かかりつけの歯科医院にご相談ください。

顎関節症の診断基準(2014年)

1.咀嚼筋障害(Ⅰ型)

病態…顎運動時、機能運動時、非機能運動時に惹起される筋に起因する疼痛障害で、その疼痛は咀嚼筋の誘発テストで再現される。

2.顎関節障害(Ⅱ型)

病態…顎運動時、機能運動時、非機能運動時に起因する疼痛障害で、その疼痛は顎関節の誘発テストで再現される。

3.復位性顎関節円板障害(Ⅲ型)

病態…下顎頭—円板複合体を含むバイオメカニカルな顎関節内部障害。閉口位において関節円盤は下顎頭の前方に位置し、開口に伴って復位する。関節円盤の内方あるいは外方転位を伴う場合がある。円板復位に伴ってクリック音が生じることが多い。

4.非復位性顎関節円板障害(Ⅳ型)

病態…下顎頭—円板複合体を含むバイオメカニカルな顎関節内部障害。閉口位において関節円盤は下顎頭の前方に位置し、開口時にも復位しない。関節円盤の内方あるいは外方転位を伴う場合がある。