このたびの東日本大震災において、犠牲となられた多くの方々に哀悼の意を表するとともに、ご遺族の方々に心からお悔やみ申し上げます。また被害に遭われた地域の皆様におかれましては、心よりお見舞い申しあげます。

富山市歯科医師会としましても、被災された皆様にできる限りのご支援をしなければと考えておりますが、残念ながら、歯科医療は、救急・救命処置に直接関与することはあまり多くありません。ただ、初期の混乱が収まり、被災された地域の復興が本格化するにつれて、今後は被災された方々の口腔衛生の向上には多くの力をお貸しすることができると考えています。
日本歯科医師会は「歯科医療は生きる力を支える医療」と位置づけていますが、富山市歯科医師会では被災された方々の「生きる力の支え」に少しでもなることを願って、歯ブラシを寄贈することにしました。

大人用20,400本、子供用2,400本を、被災地への救援物資に加えていただくことを富山県にお願いして、25日にお渡しいたしました。

十分な量であるとは決して言えませんが、被災された方々の「生きる力を支え」、避難生活の質の向上にお役にたつことができれば、幸甚であると考えています。
被災地の一刻も早い復興を祈念するとともに、今後も富山市歯科医師会として何ができるかを真剣に考え、被災地の復興のお手伝いをしてゆきたいと考えております。

社団法人 富山市歯科医師会
会長 小林 憲夫